団子と言っても、五色の美しい環です。
いたってシンプル。でも初めて食べたときから「好き」
思いがけず仕事が忙しくて、しばらく更新できませんでした。
暇になったわけでありませんが、ひと段落したので
なるべく更新していきます。
さて、きなこきよめ餅を紹介したきよめ餅総本家のお菓子です。
実は私はこちらの藤団子の方が以前からなじみがあります。
茶道のお稽古場にご実家が名古屋の方がいらして、
よく買ってきてくださっていたのです。
内側に光を含んだ、大理石のような美しさ。
まず、この見た目がなんとも可愛らしい。
紫、白、紅、黄、緑の五色の環を麻ひもで結ってあります。
はんなりとした色合い。
とてもシンプルでクール。
藤団子の「藤」は、藤の花房に見えることからとも、
平安時代に熱田神宮の大宮司となった藤原氏の「藤」に因んだとも
言われています。
藤を模したお菓子なので、はじめの頃は
藤色一色だったもしれないそうです。
五色になったのは、端午の節句、重陽の節句に用いる
薬玉(くすだま)の五色から、厄除けや五穀豊穣を願った色味に
変わっていったのではないか、とのこと。
全て手づくりなので、微妙に大きさが異なります。
でも、だいたいこのくらいの大きさ。
はっきりと「甘い」などの濃い味のお菓子ではありません。
ほのかに「感じる甘味」程度。
柔らかくも、硬くもない、ひんやりとした歯ごたえ。
柚子が主張しない程度の柚子油を使っていて、
口の中に含んだときに、かすかな清涼感を感じます。
柔らかくて、厚みのある生砂糖(きざと)みたいな感じ。
会社のお土産に買って行って喜ばれるお菓子、というよりは
茶道のお茶席で喜ばれる系のお菓子です。
万人受けはしないかもしれませんが、
私は初めて食べたときから「好き」と思ったお菓子です。
なかなか手に入らないので、いただく機会があるととても嬉しい。
パッケージングもはんなりと美しい
三越で買ったから、三越の手提げです。
藤色の箱の中に、綺麗な掛け紙がかかっています。
お菓子のような環の藤の花に、麻ひもが蔓。
五色の1房ずつ、個包装になっています。
お菓子data 毎月15日のみの販売
前述で「手に入りにくい」と言ったのは、
月に1度しか販売していないからです。
店頭に並ぶのは毎月15日のみ、それ以外の日に欲しい場合は
完全受注生産(1週間前までに注文)となります。
通販もありますが、関東に住まう者にとっては
なかなかハードルが高い…。
でも、三越に入荷するんです!
私の知っている範囲で、関東では
日本橋本店、銀座、恵比寿の三越菓遊庵で
毎月15日に販売されます。
さすが、三越。
きよめ餅総本家は江戸中期からある、
名古屋の熱田神宮のお茶屋さんがスタートのお店。
熱田神宮の御利益もいただけそうな
由緒あるお菓子、いかがでしょうか。
写真は5房入り1,180円。
サイズ:H37×W140×D234mm
重さ:234g(袋含む)
日持ち:約1週間ほど
きよめ餅総本家の店頭では1房から買えるみたいです。
1房200円。
その他、10房入り2,220円、15房入り3,250円、20房入り4,280円
↓こちらからも購入できます。
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きよめ餅総本家 きよめ餅
http://www.kiyome.net/sweet/
※すべて私の個人の感想です。
※サイズや重みなどの数値は実測です。多少の誤差はあると思います。
※記事の内容は投稿日現在のもので、お菓子の内容や金額、店舗情報は変更されることもあると思います。ご了承ください。